最近首都圏のJRや東急の車両でよく見かける、防犯カメラ一体型の蛍光灯。
これ、どのくらい映ってるのか(実用レベルなのか)、具体的にどんな仕組みなんだろう。
と気になってたのですが、所属全車両に導入が完了した東急で報道公開が行われ、取材をしてきました。
まず事前説明で、導入のきっかけが、痴漢などの犯罪や、また吊革の盗難が多かったらしく、その多さ(200本)が驚きでした。あと東急の車両内での消化器のいたずらも記憶に新しいです。
何となく把握はしていたけれど、本当に蛍光灯を交換して設置完了。これまで配線やら取り付け工事をしてたことを考えるとかなり画期的です。
これからもっといろんな鉄道会社に広まるんじゃないでしょうか。
そして映像。これが想像以上に広角鮮明でした。
そして東急が採用している製品は4G通信が付いているため司令所など遠方からリアルタイムで確認可能。これは常に移動している電車を抱える鉄道業界としては特にメリット大きいですね。
あと、実際混雑時でも実用的なのか(人が重なってたら見えにくいのでは)と質問したところ、
『全くぎゅうぎゅうの状態だと見えにくい部分もあるとは思われるが、多少混んでいるくらいでもかなり分かるのでは』というニュアンスでした。でもそれは実際今乗ってる車両の、映像を目の当たりにして、確かにそうだと感じました。立ってる人もよく見えるし、千鳥配置でも死角なく映る。
※常に映像が乗務員室や司令所などに流れるわけではなく、必要な時に権限を持った社員がアクセスする方式です。
暗号化して1分毎のデータ化してるので、生中継みたいな感じではなく、ほぼリアルタイム(最新映像)にアクセスができます、という感じです。
担当者曰く『常時防犯カメラが動いていると言うこと自体が一定の抑止力になる 』とのことで、確かにそうですよね。
で、検車区の光景。前回よりだいぶ2020系が増えて、以前報道公開で訪れた時よりも少し景色が変わったのが印象的でした。長年東急田園都市線の主力だった8500系もいよいよ少しずつ、数を減らしているんだなと実感しました。
詳細は鉄道新聞記事で。